もうね、この場面を見て、
映画『転々』が見たくなってしまったわけ。
へんなロン毛にふてぶてしいフェイスの三浦友和。
くるくるパーマにまぬけな表情のオダギリジョー。
それに、このお店の雰囲気でしょ。
なんだか怪しげな黄色い食べ物。
2人の視線の向こうで何かが起こってる!
転々
簡単に言うと・・・井の頭公園から桜田門まで、
男2人が歩きながら旅をするという小説であり映画。
原作『転々』と映画『転々』は
2度おいしい『転々』という感じ。
ちょっとミステリーな部分がある小説なのだけど
映画ではそういうところはバッサリなくなっていた。
映画はたんたんと歩くだけ。
歩いていると出会うだけ。
「街で岸部一徳を見かけるといいことがある」らしいとか。
「ハンガーに頭を入れると自然に頭がまわる」とか。
「肛門の筋が1本足りないってよく言うよね?」とか。
不思議なキーワードが笑いを増長する。
仮想家族の家がなんとも昭和テイストで
かわいいの。
食べるのはもちろんカレー♪
マニアでB級な笑いが、散りばめられた、
ガラクタ箱をひっくり返したような映画。
こんなに映画館で人が大笑いしてる映画は初めてだった。
どどっと笑ったり、くくくくくっと笑いが止まらなかったり、
もう一度観て、
どっかで笑いを見逃してないかチェックしなきゃ♪
そして、ラストシーン。
今までの流れをぶった切るような終わり方。
なかなかやるなぁ。
アメリカン・ニューシネマのようだぜ!
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映画『転々』
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