熱帯的なものに
強く惹かれるのは、
どうしてだろう。
食べ物で言えば、アボカドやココナッツやマンゴー。
そのおいしさと、濃厚な甘みや香りに、
私はちょっと興奮さえする。
エロスさえ感じる。
今回はマンゴーの話。
そんなマンゴー好きな私は、
外出する時に携帯するのは、ドライマンゴー♪
お風呂上がりに塗るオイルはマンゴーオイル♪
初夏は、マンゴーな私。
これが真夏になると、ココナッツな私になる。
この公式により、タカノフルーツパーラーでいただいたのが、
マンゴートライフルとマンゴーパフェ。
輸入果実は、環境負荷を考えると、
なるべく控えなくてはならない。
化学肥料を使って大量生産されたものは、
その土地にもよくないし、作ってる人にもよくない。
飛行機や船で運ばれてくるのにたくさんのCO2が
排出されてしまう。
食べてはいけない。
あぁ、でも食べたい。
マンゴーの誘惑は、私を熱帯果物嗜好へといざなう。
植物学者の塚谷裕一(つかやひろかず)は、
この熱帯果物嗜好を下記のようにひも解く。
マンゴーはインドが原産。
熱帯アジアの夜を思わせる甘く重い濃密な味と香りは、
大東亜共栄圏に似て、欲してはならないタブーだったのではないか。
さらに、戦後のアメリカ的価値観のもと、
グレープフルーツのような、
いかにも明るく欧米的で、酸味が強く、
さわやかな香りの果物こそ良しとすべきだったのだろう。
しかし、食文化の欧米化で脂っこい食事が増え、
それとバランスを取るべく、マンゴーブームがおこったのではと。
そして、マンゴーの次は、ドリアンが来る!らしい。
第二次大戦中の激戦地、ボルネオを代表する果物ドリアン。
タブー中のタブーというわけだ。
なるほど、大東亜共栄圏は失敗に終わった。
しかし、今、地球温暖化の最悪の危機を乗り越えるためには、
新・大東亜共栄圏なる構想もありではないのか?
日本は環境先進国として、
アジアのリーダーシップをとるのだ。
アジアの国々の環境を破壊した日本は、
今こそ本当の罪滅ぼしをしなくてはならない。
そうしたらきっと、ドリアンさえも
日本の食文化に溶け込むかもしれない。
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